色々ブログ

発達障害、ADHD、仕事、ベンチャーなどについてつらつらと。

発達障害(ADHD)が失業保険受給した

発達障害ADHD)の傾向があると言われた私が、

退職し、失業保険を受給するまでの記録をまとめました。

 

前提:精神障害者手帳 2019年に3級を取得

   会社辞めた

   転職するつもりだけどまだ予定なし

      都内賃貸一人暮らし

 

転職もしたいし、生きるのにはある程度のお金はいるし、

実はこれまで失業保険を受給したことがなく、受給してみたいのもあり、

まずは失業保険を受給しに行くことにします。

 

※基本的な流れを書いているので、障害者手帳ADHD固有のことはほぼありません。

 

前提:雇用保険に入っていたか?

失業保険とは、雇用保険の一種。

受給は(働いていた会社で)雇用保険に入っていて、働く意思があり、一定の条件を満たした人のみが対象です。

 

「働きたいけど休養もしたいから、受給はキツイかな?」という方も、どうか諦めないで欲しい..

「まずは転職サイトは登録して応募してみている」というのも十分働く意思になります。

 

参考:

https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/caripedia/52

辞める前:転職予定が未定なら離職票はもらう

失業保険を受給する場合、離職票が必要。

これは会社からもらいます。

転職予定がなかったら、辞める前に会社に「離職票下さい」というのがベターです。

会社によっては、言わないと発行してくれない場合もあるから。

離職票が来たら早くハローワークに行け

なぜなら、辞めた日から受給期間がカウントされるので、だんだん短くなって行くから。

 

必要なものを揃えて、ハローワークに行きます 

意外と必要なもの多いです

離職票-1,-2(2枚違う用紙が会社から送られてくる)
雇用保険被保険者証(細長い雇用保険の番号が書いてある紙。会社からもらえる)

マイナンバーのわかるもの(マイナンバーカード、マイナンバー付き住民票など)

・証明写真(縦3cm×横2.5cm)×2枚

・身分証明書(免許証、パスポートなど)

・銀行口座のわかるもの(通帳、キャッシュカードなど)

 ・印鑑

ハローワークで提出。説明会参加日程を決める。

管轄のハローワークに行く日はいつでもOK。

 窓口で上記の書類を提出し、失業保険説明会に参加する日程を窓口で決めます。

この「失業保険説明会」に参加しないと、受給できない。

とにかく行こう。

 

同時にハローワークで求職ができるようになる

ハローワーク離職票などの書類を提出すると同時に、

備え付けの紙に転職希望職種なども記入して提出しました。

 

そこで、ハローワークの求人に応募できるようになります。

多分求職者番号がカードか何かでもらえるはず...


障害者手帳のある人は、障害者雇用枠の募集も閲覧・応募できるようになります。

 

失業保険説明会参加

これに参加し、どうやって受給するかなどの説明を1hくらい、集団で受けます。

(私が受けたのはコロナ前だったので、現状はハローワークに要確認)

これも就職活動とみなされます。

とにかくこの場に足を運ぶべし...

失業保険受給日

失業保険の受給日が最初の申請時に決まります。

この日も必ず決められた時間にハローワークへ行きます。

そして、アルバイトをした日や仕事をした日がもしあれば申請し、その分を控除されて受給額が決定します。

 

ちなみに毎月この受給日が決まっており、毎月受給日にはハローワークへ行って窓口で申請をします。

入金!

失業保険受給日から1週間以内くらいで、失業保険が口座へ入金。

連休もあったので、ここまで約1.5ヶ月かかりました。

注意

・紙が多い

説明冊子、求職案内、資格用紙といろんな用紙をもらいます。

全て必須ではないですが、なくしがちADHDさんは、とりあえずもらった物は一式同じファイルに入れてとっておくべし..

 

 ・失業保険入金までに1〜3ヶ月程度かかる

条件によって異なりますが、すぐすぐもらえる訳ではありません。

 

・条件によって失業保険をもらえる期間が違う

年齢、雇用保険に入っていた期間、障害者手帳があるか、解雇なのか、などによって、受給期間が違い、3ヶ月から1年程度とバラバラ。

また、自然災害などの被害地域は特例があったりします。

 

・就職したら終了。

初出勤日の前営業日にはハローワークに行って、終了の手続きをします。

 

感想

・意外と時間かかる

私の場合は、申請から1.5ヶ月程度で受給できましたが、

思ったよりステップが多いなーと感じました...

 

・ほぼオフライン対応

書類提出、説明会参加など、物理的にやることが多く、オンラインや遠隔でできることほぼないです。

オンラインはハローワークに出ている求職案内を家のPCで見る・応募するくらいかな。

私は出不精&書類苦手なADHDで、かなり面倒臭い...と感じてしまったのですが、

どうしようもないので、実行。

 

・従業員めっちゃ守られてる

当然フリーランスや社長だと雇われておらず、雇用保険も当人は入っていないので、失業保険もない。

 

ハローワーク意外と手厚い

自治体によって異なりますが、希望すれば面接対策や、就職対策(ビジネスマナー、PCスキル)も無料で受けられる。

すごいじゃん...

 

 

受給に関して、ADHDに関係するところはあまりありませんが、もしあなたが面倒くさがりやさんなら要注意、ぐらいかな...

ちょっとでも参考になれば幸いです。

【その後】発達障害(ADHD)が障害者手帳を取得した話

発達障害ADHD)の傾向があると言われた私が、障害者手帳を取得しました。

その後どう活用したのかをまとめました。 

ぶっちゃけそんなに使ってない・・のですが、記録です。

 

取得した時の話↓

youni-mizuno.hatenablog.com

 

前提:私 精神障害者手帳3級を2019年に取得。 

 

目次 

障害者雇用納付金とその適用について

障害者雇用納付金とは?

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000065519.pdf

 

結局利用していません。

取得のきっかけが、これへの活用だったのですが、今年の申請前に色々あって転職しました。

活用するタイミングがきたらまた書きます。

 

施設の割引について

なんと、障害者手帳で利用料が割引になる施設があります。映画館や公共施設など。

私は元々出不精なのと、気がついたら感染症対策でstayhomeモードになってしまったので、あんまり使っていません。以下利用施設。 

利用施設 通常金額→割引後金額

・水族館    1件 2400円→1300円

・区民プール  1件 240円→160円

・都立有料公園 1件 400円→200円

 ※全て2019年

利用できなかったもの

・私鉄の定期

身体障害何級以上かつ私鉄の範囲内でしか効かなかった気がする・・はっきり覚えてない。駅員さんが大層なマニュアル本で調べてくれた。

 

施設は子供料金くらいで入れる印象です。

誰かと一緒に行く場合、オープンにできる関係の人じゃないと使いずらさはある。

あと、元々の料金が低めのところや、応援したい施設に使うのは、ちょっと気が引ける。

割引制度のいいところは、障害や特性によって出不精になりがちな人でも、割引されていたら行ってみよう!という動機付けになるところかな・・
 

確定申告

離職のタイミングが悪く、年末調整ができなかったので、2019年度は自分で確定申告をしました。

2018年度とほぼ同じ条件ですが、還付金が若干増えました。

 

還付金額

2018年度:9000円くらい → 2019年度:3万くらい

 

嬉しい臨時収入でした。

デメリットは、会社員をしている人は、年末調整をする時に経理労務にお願いする必要があること。(クローズドで働いている人は気まずさがある・・?)

また、自分で確定申告するのはちょっと面倒くさいこと。

そこを超えて頑張る金額なのかと言われるとどうなんだろう。。

障害者控除を利用しなくても違反ではないので、状況に応じて使うのがいいかなと思っています。

 

また何か進展あれば記載します。 

 

実家の片付けメモ2019

実家はとにかく物が多い。

ゴミ屋敷、までではないけれど、古い農家で、収納場所が多い上に、物を大事に大事にとっている。。

私は大分ズボラな方ですが、物が多かったり、汚れていると気が散って過ごしずらいので、できるだけ実家の片付けをすることにしました。

 

2019年の帰省でやったこと、気づいたことのメモとして残します。

 

目次 

 

序章 

実家概要

・私の住居から飛行機で行く距離

・私は高校を卒業して家を出て、年2回の休暇で帰るくらい

・両親は定年退職済み。私の兄弟同居なし。

・古い習慣も残る地方

・一部改築したり、増築したりで、築100年〜30年の部分あり

兼業農家なので、納屋や農機具あり

 

2019年は仕事を辞めたり、有給取ったりしたので、年3、4回と頻繁に帰っていました。

いつも思うのが、相変わらず物が多くて窮屈。落ち着かない・・・

快適な環境にすべく、片付け=物を捨てたい と思い立つ。

 

 

現地調査

まずは具体的にどんな要らないものがあるのか?の確認。

写真をとったり、メモしてみることに。

 

屋外、納屋

・2m以上の材木たくさん(何に使うん?薪として取っていた名残?)

・古タイヤ

・使ってない植木鉢、プランター

・農業用資材(ビニールや支柱など。使ってないものも大分ある?)

・空き瓶、空き缶(農薬調合用に使うらしい)

・古い犬小屋(飼っていた犬が数年前に亡くなり、空家。)

 室内、物置

・部屋を圧迫するような衣装ダンス(祖母、母の)

・本、書類(曾祖父、祖父が溜めてる年代物も)

・貰い物のオブジェや手作り人形・・

・衣類、布団、畳

 ・使ってない食器、陶器

など。

 

やばい、見れば見るほど、物がある。

 

ちょっとずつ片付けてるけど、なかなか終わらないし、時間がない

親に片付けの時期を相談してみる。

「片付けたいし、ちょっとづつ片付けてるけど終わらないし、時間がない」との回答。

なんで時間がないんだよ、定年退職して悠々自適じゃん!!

と最初は思っていたが、改めて日々の行動を観察するうちに、やることが多いのが見えてきた。

 

日単位でやること

・三度の食事とお茶休憩(お年寄りの無理ない生活リズム作りに実はめっちゃ大事)

・洗濯、取り込み(1〜2回/日)

・来客対応(だいたい1回/日。宅急便以外の人が来る・・集金とか親戚とか。)

 週単位でやること

・(健在の)祖父母の通院や、リハビリ施設への送り迎え(2〜4回/週)

・畑や庭の管理:収穫、水やり、植え替え、除草、殺虫など。(何かしら3〜4回/週)

・習い事、趣味の集まり

・買い物(3〜4回/週)

月〜年単位でやること(起こること)

・家の管理(修繕や新聞代などの支払い)

・冠婚葬祭への参加、手伝い(1〜2回/2ヶ月。特に葬式多い。)

・季節の行事の実施(年末年始、盆、お彼岸、地域の行事など)

 

結構普通に「暮らす」ことで埋まるし、仕事や子育て中心生活の時とはまた違う忙しさもあると思う。

そして、片付けのために予定を消化していくのは、精神的にも体力的にも辛いものがあるなぁと実感。。

 

もうこんな家嫌だ!!!

私なりに少しずつ片付けはじめていたが、どこから手をつけるべきか、わからなくなり、思うように進まなかった。

初めは息巻いていたんだけど、物の取捨選択ですぐ両親とぶつかるし、片付けられないモヤモヤが募って苦しかった。

「もうこんな(物が多い)家嫌だ!!」と言ってします。

「こっちは10年計画でやってるの!そんなに焦ってやらなくてもいいじゃない!」と親も反論。 

 

気持ちが辛くなって、一旦、ググってみた。

「実家 汚い」「実家 片付け」「実家 帰りたくない」ってワードがどんどん出てくる。程度はあれど、皆結構悩んでるんだよなぁ・・

 

ネットの海で見たのは、「こうした方がいいです!」「私はこうしました!」みたいなあからさまな文章より、目の前で起こっている事象の捉え方を指し示してくれる雰囲気の物。その方が、精神衛生上良かった。まずはご自愛したい。 

・参考にしたもの

https://kajikko.com/cleaning/cleaning_room/1008813

https://ocomari.com/blog/22029

 

 

ここは人の家

当たり前の事がわかった。私はここに「暮らしていない」。

拠点は他にあるし、実家には年に数回帰るだけ。

日々、暮らしているのは家族で、それぞれの歴史がある。

 

暮らしてない人が強引に片付けるのは、頼まれもしない外部コンサルが勝手に組織改変とするようなもの。

大事な物(他の人はそう思っていないものだとしても)を捨てられたり、変なペースで動かれると、人は悲しかったり、嫌な思いをするし、そういう思いを家族にして欲しくない。

外注し、費用をかけて、業者を呼んで、早く!簡単に!片付けることはできるけど、それよりも住む人たちが「納得して片付ける」ことが一番だと思った。

ごめんなさい、父さん、母さん。 

 

なので、あくまで3つに徹する事にしました。

「(親が片付けたいと思っている箇所から)手伝う」

「(まだ親が元気なので)親のペースに合わせる」

「自分ができそうなところから掃除する」

 

実施

やり方がわからず、結局は親に頼りっぱなしだった。

口だけやかましくてすみません。本当にありがとうございます。

収集日以外に捨てたいゴミは、地区の処分施設に搬入可能で、ある程度大きなもの=2人がかりで運ぶ必要があるものを、優先的にすることにしました。

さらに車の運転もできず、ここも結局親に頼りました。本当にすみません。

 

運んだもの

・紙たくさん

・母屋改築時?(40年くらい前か?)のタタミ

・古ーいベッド枠

・昭和初期〜中期の石油ストーブ4〜5台

・倒壊寸前の犬小屋×3

・鉄くず、塗料缶

・バキバキに割れるプランター×30個くらい

など。

 

私が調査できなかった物も、物置からどんどん発掘されてきた。

ゴミ処理施設まで、軽トラックで何往復しただろう。10回くらい?

 

結果と振り返り

ちょっとずつ、綺麗になってきた。

途中、天気が悪い日があったり、親戚が入院したりと、なかなか進まないタイミングもあったけど、ちょっとずつしかできないことは、ちょっとずつやるしかない。

 

「一緒にやろう」

独りよがりだと絶対に上手くいかない。そしてメンタルやられて自滅する。

人の拠点を一緒に片付けるって気持ちでやると、お互い苦しくないと思います。

 家族だと、つい遠慮がなくなって感情が出やすいから、家族も会社や組織に例えて、一歩引いてみるのもいいかもと思います。

 

「私が将来的に困る」「居心地が悪い」「こんな家嫌だ」は家を片付けたい子の言い分としては、それはそうなんだけど、やっぱり実家を拠点として、自分が暮らして行く覚悟がないと、将来のことも考えての取捨選択の決定がしにくいかな。

親含めて、家という組織の運営をやるつもりがあるかどうか。

 

抱えている問題も、家族によって違うから、 違う腹落ちのさせ方もあると思う。

私はちょっと考え過ぎかもしれないけど・・

  

終わりに

家族や、暮らしに向き合って少しだけ分かった(つもり)。

今の住居を引き払って、実家で暮らす覚悟は、残念ながらまだできなかったです。

だから、めちゃくちゃ月並みな感想になっちゃうけど、出来るだけ長期休暇は帰って、できるところから、少しずつ片付けしていこうと思います。

 

おまけ:来客アリ

県外の私の友人が、実家に遊びに来ることになった。

来客予定があると掃除をする!のはあるあるで、親はすごく張り切っていて、かなり細かなところまで掃除をしていたので、申し訳ないくらいだった・・

人に見せるために掃除を張り切れるのは、健康で、気力もあって、意識もしっかりしている、という事だと私は思うので、そこはちょっと安心しました。 

発達障害(ADHD)が障害者手帳を取得した話

発達障害ADHD)の傾向があると言われた私が、障害者手帳を取得しました。

一連の流れをまとめてみたので、これから取得を考える方の参考になれば幸いです。

参考:そもそも障害者手帳とは? ↓

snabi.jp

目次

  • 障害者手帳を取得しようと思ったきっかけ
  • まずはかかりつけの心療内科で相談
  • いざ診断書
  • 手続きのための書類を揃える
  • 申請窓口に提出
  • 障害者手帳が来てから

 

障害者手帳を取得しようと思ったきっかけ 

きっかけは、障害者雇用納付金制度に対しての貢献と、自分にとってプラスになると思ったからです。

 

まず、障害者手帳があって、会社に報告すれば、「障害者」として認識されます。障害者雇用納付金制度とは、ざっくり言うと、企業は常時雇用する一定の人数の障害者を雇用しないと一定額お金を納付することを義務化してるよ!その代わり、制定数よりたくさん採用してたら逆にお金あげるよ!と言う国の制度です。

 手帳を取得したら、会社の納付金軽減?にもなるし、優遇されるサービスもあるみたいだし、取ってみていいかな?と思っての行動でした。

 ※以下、障害者手帳=手帳と書きます。

ちなみに、うまく行かなかった仕事が総務や労務の仕事だったので、こういう制度があることも知っていました↓

youni-mizuno.hatenablog.com

  

まずはかかりつけの心療内科で相談

まずはいつもお薬をもらいに行っているお医者さんに相談。

手帳の申請には医師の診断書が必要です。そして、その病院の初診から6ヶ月経たないと診断書は出せません。

「出すなら◯月からですね。取得したい理由はわかったけど、あなたが職場で不利な扱いを受けないかな?心配はない?(会社の人に)相談してからでもいいんじゃない?」と言うのがお医者さんの返答でした。

本当にいいお医者さんや。。

 職場の上司や同僚は理解がある人たちだったので、不利な扱いはなさそうなのですが、しばらく考えてから取得を決意しました。

いざ診断書

お医者さんにやっぱり障害者手帳を取得したい旨を伝えました。

記入に際して、いくつかの質問に答えます。

お医者さん「お風呂とかちゃんと入れてる?」

私「忙しいとめんどくさくなります・・すっごく忙しいと入れなくなります。」

お医者さん「お金の管理はどう?」

私「家計は記入していますが、カツカツになることもあります。。」 

・・・

そして、約1週間後に完成し、取りに行きました。

診断書の発行料は1600円くらいでした。

 

記載内容もおそるおそる見ます。

氏名、医院の名前の他に、精神障害の項目に際して、お医者さんの判断が記載してあります。

「生活:支障あり・支援が必要」

「金銭管理:支障あり・支援が必要」

「入浴:支障あり・支援が必要」

わぁ・・めっちゃできないヤツやん・・

と内容をみて軽くショックを受けました。

ですが、事実もあるし、書類は書き方の問題だからと気を取り直します。

 

手続きのための書類を揃える

 私は東京都で取ったので、以下の書類が必要でした。

・申請用紙(これは役所の申請窓口で書ける。)

・診断書(先にお医者さんに書いてもらったもの)

・書類用の証明写真1枚(3×4センチ)

マイナンバーがわかるもの(住民票、マイナンバーカードなど)

・個人を証明できるもの(免許証・パスポート。申請時に窓口で本人確認用に見せるため)

 

写真を撮ったり、役所へ行ける日を調整して、診断書発行から、約1ヶ月後に行きました。

 

注意!「診断書は記載日から3ヶ月以内のもの」が必要です。

その為、診断書をもらえたら、すぐ手続きをする日の調整に動いた方が良さそうです。

 

申請窓口に提出

申請の窓口は、役所の福祉課だったり健康課みたいなところが多いです。

手続きが初めての人は、ぜひかかりつけのお医者さんや、グーグル先生であらかじめ確認してみてください。

 私の住んでいる自治体は、障害者手帳と、自立支援医療制度の手続きが同時にできたので、片方の取得だけを検討している方は、同時に申請することも検討してみてもいいかもしれません。

(私は後から気づいた・・)

 

自立支援医療制度を取得した時の話↓ )

youni-mizuno.hatenablog.com

 

窓口で書類を提出後、手帳ができるまでの注意事項の説明を受けます。

・手帳ができるまで、3ヶ月程度はかかる

・手帳は完成後、役所に届く。そしてお知らせのお手紙が家に届くので、手紙を持って役所の窓口に取りに行く、と言う流れになる。

・必ずしも手帳の申請が通る訳ではない

 と言うことで、のんびり待ちます。

 

障害者手帳が来てから

手帳完成のお手紙が来たのは、申請より2ヶ月半後。

思ったより早かった印象です。

 障害者の分類は「精神」、「等級」は一番浅い3級でした。

 手帳、と言うより、サイズは免許証くらいの二つ折。自分の顔写真と障害の分類や、等級が記載してあり、黄緑色のカバーも一緒についきます。

 

さて、これで何ができるんだっけ?やろうと思ったことをやってみよう。

 

障害者雇用納付金

企業での申請は社労士や行政書士と確認することになると思うので、会社には労務へコピーを提出。手続きは任せます。

(結局、来年の2020年度分からしか手続きができないため、一旦お預けとなりました。)

・かかり付けの心療内科

特に提出の必要はありませんでした。

・プライベート

美術館や、施設、映画館などがリーズナブルに利用できるようです。

障害者手帳で受けられるサービス一覧↓

shogaisha-techo.fanweb.jp

私は区民プールで運動のためにたまに泳ぐので、障害者手帳ありとして利用してみたら、80円ほどお得になりました。

ただ、もともと区民プールの利用料金はかなりリーズナブルですし、出せない利用額ではないので、ちょっと申し訳ない気持ちに。。

 

障害者手帳で施設を利用する意味については、また別記事で書いて見ようと思います。

 

注)等級や障害の区分によって、受けられるサービスが当然違うので、施設を利用する時は、HPで確認したり、受付で確認した方が良いです!

 

まとめ

以下の流れで行動し、トータルで3ヶ月半くらいかかりました。

  1. 病院で診断書をもらう・・4月中旬
  2. 書類を揃える・・4月後半
  3. 役所へ申請・・5月中旬
  4. 手帳の受け取り・・7月終盤

もし、何か必要なものがある場合は、余裕を持った取得をおすすめします。

また、住民税や、贈与税の税率に関わってくる場合もあるので、確定申告や年末調整の時期も考慮した方が良いのかな、と思いました。

 

あと、一番大事なのは、手帳を取得することで「自分にとって不利にならないか?」はよく考えてみて頂きたいです。精神的にも。周りの影響も。

私自身は、お医者さんに言われてはっとしたんですが・・。

会社には申告する義務はないんですが、私は「障害者」なんだ・・という気持ちはやはり少し起こって、悲しいような寂しい気持ちになりました。

ただ、自立支援制度も利用していて、実際仕事でも困っていることもあるので、利用できることはさせて頂くことで、周りと自分にプラスになるなら、やっぱり取得した方が良い・・と思って取得しました。

 

手帳を持っていることで、何か変化があれば、また追記します。

(その2)発達障害(ADHD)が地域の発達障害支援センターに行ってみた話

発達障害ADHD)の傾向があると言われた私が、発達障害支援センターに行ってみた話。その2。

 

前回の続き↓

youni-mizuno.hatenablog.com

 

今日は2回目の面談。

前回は泣いて身の上話して終了してしまったので、

今回は仕事の進め方について、自分が苦手なことを相談。

私「上下や横のつながりを把握し、どういう順序で社内の人に伝えるべきか分かりにくい」

「後輩の指導がうまくできない」

・・・ってまぁまぁ普通の社会人(=発達障害ない人)もこれ悩むやん?

と相談しながら思っていた。

職員さん上司でもないのになんか申し訳ないなー。

 

職員さん

「うーん、難しい悩みですよね。向上心を持っていらっしゃるんですね。」

とめちゃくちゃ優しく一般的なアドバイスをくださいました。

 

私これでも向上心あるってことなのか。。全然できてないけど。。とちょっと感動。

 

ただ、いただいたアドバイスは一般的であるがゆえに、なんだか解決策がピンと来なかったんです。

 

それもそのはずで、私は超的確に自分の業務詳細を職員さんに伝えられた訳ではないし、うまくいかなかった要因の分析ができていなかったので、改善策のハマり方も分からなかった。

「うまくいかなかった」背景にも実はそれぞれある。だけど、なぜうまくいかないかが理解できてなかった。

 

それが原因ではなかったのですが、以降、平日に休みにくい勤務形態になってしまったので、面談に行くことはありませんでした。

 

でも、相談に行かせていただいて、 

「人に相談する」ということについて、抵抗が減ったこと。

「第三者の話を聞く」、「話ができる」場所があること。

 

この2つが発見できたのは本当に良かったです。

 

ちゃんと話を聞いていただけて、嬉しかったし、もしまた困った時は利用させていただきたいと思います。

発達障害(ADHD)が地域の発達障害支援センターに行ってみた話

発達障害ADHD)の傾向があると言われた私が、発達障害支援センターに行ってみた話。

 

 前置き

まず、支援センターを利用しようと思った理由。

心療内科には通っていましたが、具体的なADHDの苦手分野の対策は病院ではあまり教えてくれないのです。

「何を読めば理解が深まるのか?対策できるのか?」

「私はどういう思考をすれば業務が改善されるのか?」

 とか。

これは病院が悪い訳ではなくて、アドバイス的なことは"カウンセリング"に入るので、*1心療内科のお医者さんの仕事とはちょっと違うようです。

 

ちゃんと仕事ができるようになりたかったから、あらゆることは試そうと決めた。だけど、自分じゃわからないことが多いから、まずは発達障害に理解ある人からアドバイスを聞いてみたかった。

 

カウンセリングを受ける方法は、主に3つ。*2

  • 心療内科や精神科で実施しているカウンセリングに行く。
  • 行政の相談支援サービスを利用する
  • 民間のコーチングやサービスを利用する

カウンセリングなんぞ受けたこと無いし、お金もない。

料金を調べてみたところ、行政のサービスが無料だったので、こちらをまずは利用してみることにした。

支援センターに行くまで

"発達障害 支援 地域名"でグーグル検索。

自分の住んでいる地域に発達障害支援センターがありました。

支援センターとは?

発達障害者支援センターは、発達障害児(者)への支援を総合的に行うことを目的とした専門的機関です。都道府県・指定都市自ら、または、都道府県知事等が指定した社会福祉法人特定非営利活動法人等が運営しています。

相談窓口の情報:発達障害者支援センターとは - 発達障害情報・支援センター

より。

サービス内容や、カウンセリングまでのステップは地域により差があるので、要確認。

私のところは、電話によりまずは面談予約。

45分間の面談で、相談にのってくれたり、就労支援のサービスを受けるかどうかを一緒に考えてくれるみたい。

 

ハードル高い、電話予約。ADHD苦手なやつ。)

 

当時、支援センターって自立できてないって感じがして嫌だなあ・・と思っていたんですが、実際そうだし、気にせず行ってから考えることにした。

 

我慢して電話。優しそうなお姉さんの声で安心した。

面談ができるのは平日のみ。

近日だと予約が取れなくて、1ヶ月後に面談日程が決定しました。

 

支援センターに行って話してみた

支援センターは10階立てくらいのビル。

1Fに演奏会ができるような小さいホールがある。

上層階にはアパート?みたいなドアがたくさん見える。支援を受けられている人たちが暮しているんだろうか。

カフェスペースも併設されていた。でもとっても静か。

 

受付で名前を告げ、カフェスペースでしばらく待ちます。 

カフェなのにだーれもいなくて、売上とか調理とかはどうなってんだろ?

と思いながらカレー600円の文字を眺めて待つ。

 

その間に、書類に記入。

住所・氏名・困りごとなどを書きました。

 

会議室のような別室に通され、優しそうなお兄さんとお話することに。

時間は45分間。

こういうところはワイシャツ着用なんだな。役所っぽい。

 

具体的に話したこと。

  • なぜ自分はセンターを利用しようと思ったか?
  • どんなことに困ってるのか?
  • 今までめちゃくちゃ困っていた昔話↓

youni-mizuno.hatenablog.com

  • 仕事改善におすすめの本があれば知りたい
  • 支援センターが無料でやっている上で成果は何になるのか?

結果

最高にできなかった当時のことを思い出し、初対面の人を前にして、むちゃくちゃ泣きながら話してしまった。

恥ずかしいし、向こうは仕事とはいえ、なんだか申し訳なかった。

でもちょっとスッキリしたかな。。

 

具体的な苦手な業務の改善策の相談があまりできなかった。

今回は教えてもらった本を読み、また1ヶ月後に面談予約することにしました。

 

ところで、支援センターの成果とは、

支援者が就労できたこと、アドバイザーとして企業へ出向くなどすること、利用者の人数など。「なので、あなたが相談にきてくれた事も結果になりますよ。」と言ってくださいました。。

 

就労支援サービスもあったんですが、今現在働くことができない方のためにあり、自分はなんとか会社員をやれていたので、今回利用しませんでした。

 

 

次回へ続く。

*1:心療内科のお医者さんの仕事:症状の薬物治療、心療療法がメイン。

*2:こちらにはもうちょっとカウンセリングとはなんぞや?どんな方法があるのか?が載っています:カウンセリングとは?主な内容、効果、料金などを詳しく解説します | LITALICO仕事ナビ

発達障害(ADHD)に向いている仕事ってなんだ?(考えてみた)

 発達障害の傾向がある、と診断されてから、考えた仕事の向き不向きの話です。

 

私が今までした仕事の話↓

youni-mizuno.hatenablog.com

youni-mizuno.hatenablog.com

 ずっと考えていました。

   「うまくできてるように思えないけど、私はこの仕事に向いてるのか?」と。

 

私もいろんなサイトや本を巡りましたが、

結論「人による」が多かった笑

 

まぁ業務内容も仕事や会社によってめちゃくちゃ違うし、

得意不得意は人によるし、それはそうだと思う。

 

 

そこで、ADHDの向き不向きについて自分なりに考えてみました。

細かく言うと、

ADHDが向き不向きを考えるための材料は何があるか? を考えてみた

です。

 

こちらの記事もオススメです。借金玉さんと勝間さんのお話↓

toyokeizai.net

 

 

結論から言うと、

その仕事の「動作内容の割合」「モチベーション」が2大材料かな、と。

 

動作内容は、その仕事に関わる業務の動作で分けます。

・じっと見て(座って)点検をする

・綺麗にまとめる(パワポ作る、など)

・数字の間違いがないか探す

 ・計算する

・ファイリングする

・誰かのスケジュールを調整する

・人と話して結論まで持っていく

・(お客様をを楽しくさせるために)人と話す

・人に教える

・何かを設計して作る(PCで?手で?)

・立ってやる/座ってやる

・・など。

 

その中で、好き、嫌い、得意、苦手に分けます。

 

あとは、ある程度は推測できるので、人の話、経験、社風(部署の雰囲気)などから、

その内容が多いか少ないか、ある程度調整可能か、苦手だった場合は周りと協力できそうか、とかを考える。

 

例えば経理なら、座って静かに作業する、計算する、文字を見る、綺麗にまとめる(ファイリングする)って動作は推測しやすい。

なので、それができそうか、やりたいと思えるか。

 

そして、やるかどうかを感じる「モチベーション」は、

・自分がやってて楽しいと思える瞬間があるのか?

・自分が望む姿や結果に近づけるのか?

 ・(ある程度人に認めてもらえるような)結果が出せたのか?

 

ってことかなと。

 

システムエンジニアの知り合いは、

「コード書くのは嫌いだけど、"仕事"はできる」

としっかり活躍しています。

苦手なこと+嫌いなこと < 今の自分が嫌いじゃない+楽しい+できる(重宝されている)

という状態なんだと思います。(おそらくですが)

  

 

私の場合、販売職をしてみて、以下の状態だったので、結局辞めてしまいました。

 

<私がやっていた販売職について>

・やってて楽しいと思える瞬間:あり。

 →お客様がありがとう、よかったわ、と言ってくださる時はやっぱり嬉しい。

・望む姿:なれていない。

 →問題を具体的に分割して解決できるようになりたかった。

  場当たり的に「今」どうするか?に気を取られて考えられなかった。

・結果:そんなにでてないけど、10人並。求められてはいた。

 

・動作割合が多い

 立って仕事をする→たまにはいいけど、ずっとは嫌だ・・

 人と接する→少人数と話すのは好きだけど、人混みは嫌い

 騒がしい→苦手

・動作割合少ない

 スケジューリング→苦手だけどできるようにはなりたい

 上司に合わせる→嫌だ

 静かに座って作業する→結構好きだけどたまには立ちたい

・その他

 トイレに行きにくくて辛い

 インプットする時間少ない

 

----

 

改めて整理してみて上のようになりましたが、実際にやってる時は全くわからず、

「しんどいなぁ」と思う日々が多かったように思います。

また、せっかく配置したり採用してくれた人たちに申し訳ないと言う気持ちも多分にありました。

私ももっと続けていたら、何か違う答えも出たのかもしれません。。

 

推測だけじゃ判断できない仕事もあるし、

やってみなきゃわからないこともあるし、

目的のためには乗り越えることが必要な時もあります。

(乗り越えられちゃう人もいます。)

 

上記が全ての方に当てはまるのかはわかりませんが、

考えるための一つの参考になれば幸いです。