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実家の片付けメモ2019

実家はとにかく物が多い。

ゴミ屋敷、までではないけれど、古い農家で、収納場所が多い上に、物を大事に大事にとっている。。

私は大分ズボラな方ですが、物が多かったり、汚れていると気が散って過ごしずらいので、できるだけ実家の片付けをすることにしました。

 

2019年の帰省でやったこと、気づいたことのメモとして残します。

 

目次 

 

序章 

実家概要

・私の住居から飛行機で行く距離

・私は高校を卒業して家を出て、年2回の休暇で帰るくらい

・両親は定年退職済み。私の兄弟同居なし。

・古い習慣も残る地方

・一部改築したり、増築したりで、築100年〜30年の部分あり

兼業農家なので、納屋や農機具あり

 

2019年は仕事を辞めたり、有給取ったりしたので、年3、4回と頻繁に帰っていました。

いつも思うのが、相変わらず物が多くて窮屈。落ち着かない・・・

快適な環境にすべく、片付け=物を捨てたい と思い立つ。

 

 

現地調査

まずは具体的にどんな要らないものがあるのか?の確認。

写真をとったり、メモしてみることに。

 

屋外、納屋

・2m以上の材木たくさん(何に使うん?薪として取っていた名残?)

・古タイヤ

・使ってない植木鉢、プランター

・農業用資材(ビニールや支柱など。使ってないものも大分ある?)

・空き瓶、空き缶(農薬調合用に使うらしい)

・古い犬小屋(飼っていた犬が数年前に亡くなり、空家。)

 室内、物置

・部屋を圧迫するような衣装ダンス(祖母、母の)

・本、書類(曾祖父、祖父が溜めてる年代物も)

・貰い物のオブジェや手作り人形・・

・衣類、布団、畳

 ・使ってない食器、陶器

など。

 

やばい、見れば見るほど、物がある。

 

ちょっとずつ片付けてるけど、なかなか終わらないし、時間がない

親に片付けの時期を相談してみる。

「片付けたいし、ちょっとづつ片付けてるけど終わらないし、時間がない」との回答。

なんで時間がないんだよ、定年退職して悠々自適じゃん!!

と最初は思っていたが、改めて日々の行動を観察するうちに、やることが多いのが見えてきた。

 

日単位でやること

・三度の食事とお茶休憩(お年寄りの無理ない生活リズム作りに実はめっちゃ大事)

・洗濯、取り込み(1〜2回/日)

・来客対応(だいたい1回/日。宅急便以外の人が来る・・集金とか親戚とか。)

 週単位でやること

・(健在の)祖父母の通院や、リハビリ施設への送り迎え(2〜4回/週)

・畑や庭の管理:収穫、水やり、植え替え、除草、殺虫など。(何かしら3〜4回/週)

・習い事、趣味の集まり

・買い物(3〜4回/週)

月〜年単位でやること(起こること)

・家の管理(修繕や新聞代などの支払い)

・冠婚葬祭への参加、手伝い(1〜2回/2ヶ月。特に葬式多い。)

・季節の行事の実施(年末年始、盆、お彼岸、地域の行事など)

 

結構普通に「暮らす」ことで埋まるし、仕事や子育て中心生活の時とはまた違う忙しさもあると思う。

そして、片付けのために予定を消化していくのは、精神的にも体力的にも辛いものがあるなぁと実感。。

 

もうこんな家嫌だ!!!

私なりに少しずつ片付けはじめていたが、どこから手をつけるべきか、わからなくなり、思うように進まなかった。

初めは息巻いていたんだけど、物の取捨選択ですぐ両親とぶつかるし、片付けられないモヤモヤが募って苦しかった。

「もうこんな(物が多い)家嫌だ!!」と言ってします。

「こっちは10年計画でやってるの!そんなに焦ってやらなくてもいいじゃない!」と親も反論。 

 

気持ちが辛くなって、一旦、ググってみた。

「実家 汚い」「実家 片付け」「実家 帰りたくない」ってワードがどんどん出てくる。程度はあれど、皆結構悩んでるんだよなぁ・・

 

ネットの海で見たのは、「こうした方がいいです!」「私はこうしました!」みたいなあからさまな文章より、目の前で起こっている事象の捉え方を指し示してくれる雰囲気の物。その方が、精神衛生上良かった。まずはご自愛したい。 

・参考にしたもの

https://kajikko.com/cleaning/cleaning_room/1008813

https://ocomari.com/blog/22029

 

 

ここは人の家

当たり前の事がわかった。私はここに「暮らしていない」。

拠点は他にあるし、実家には年に数回帰るだけ。

日々、暮らしているのは家族で、それぞれの歴史がある。

 

暮らしてない人が強引に片付けるのは、頼まれもしない外部コンサルが勝手に組織改変とするようなもの。

大事な物(他の人はそう思っていないものだとしても)を捨てられたり、変なペースで動かれると、人は悲しかったり、嫌な思いをするし、そういう思いを家族にして欲しくない。

外注し、費用をかけて、業者を呼んで、早く!簡単に!片付けることはできるけど、それよりも住む人たちが「納得して片付ける」ことが一番だと思った。

ごめんなさい、父さん、母さん。 

 

なので、あくまで3つに徹する事にしました。

「(親が片付けたいと思っている箇所から)手伝う」

「(まだ親が元気なので)親のペースに合わせる」

「自分ができそうなところから掃除する」

 

実施

やり方がわからず、結局は親に頼りっぱなしだった。

口だけやかましくてすみません。本当にありがとうございます。

収集日以外に捨てたいゴミは、地区の処分施設に搬入可能で、ある程度大きなもの=2人がかりで運ぶ必要があるものを、優先的にすることにしました。

さらに車の運転もできず、ここも結局親に頼りました。本当にすみません。

 

運んだもの

・紙たくさん

・母屋改築時?(40年くらい前か?)のタタミ

・古ーいベッド枠

・昭和初期〜中期の石油ストーブ4〜5台

・倒壊寸前の犬小屋×3

・鉄くず、塗料缶

・バキバキに割れるプランター×30個くらい

など。

 

私が調査できなかった物も、物置からどんどん発掘されてきた。

ゴミ処理施設まで、軽トラックで何往復しただろう。10回くらい?

 

結果と振り返り

ちょっとずつ、綺麗になってきた。

途中、天気が悪い日があったり、親戚が入院したりと、なかなか進まないタイミングもあったけど、ちょっとずつしかできないことは、ちょっとずつやるしかない。

 

「一緒にやろう」

独りよがりだと絶対に上手くいかない。そしてメンタルやられて自滅する。

人の拠点を一緒に片付けるって気持ちでやると、お互い苦しくないと思います。

 家族だと、つい遠慮がなくなって感情が出やすいから、家族も会社や組織に例えて、一歩引いてみるのもいいかもと思います。

 

「私が将来的に困る」「居心地が悪い」「こんな家嫌だ」は家を片付けたい子の言い分としては、それはそうなんだけど、やっぱり実家を拠点として、自分が暮らして行く覚悟がないと、将来のことも考えての取捨選択の決定がしにくいかな。

親含めて、家という組織の運営をやるつもりがあるかどうか。

 

抱えている問題も、家族によって違うから、 違う腹落ちのさせ方もあると思う。

私はちょっと考え過ぎかもしれないけど・・

  

終わりに

家族や、暮らしに向き合って少しだけ分かった(つもり)。

今の住居を引き払って、実家で暮らす覚悟は、残念ながらまだできなかったです。

だから、めちゃくちゃ月並みな感想になっちゃうけど、出来るだけ長期休暇は帰って、できるところから、少しずつ片付けしていこうと思います。

 

おまけ:来客アリ

県外の私の友人が、実家に遊びに来ることになった。

来客予定があると掃除をする!のはあるあるで、親はすごく張り切っていて、かなり細かなところまで掃除をしていたので、申し訳ないくらいだった・・

人に見せるために掃除を張り切れるのは、健康で、気力もあって、意識もしっかりしている、という事だと私は思うので、そこはちょっと安心しました。