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発達障害、ADHD、仕事、ベンチャーなどについてつらつらと。

発達障害を打ち明けてみた

自分は仕事がうまくできなくて、怒られまくって心療内科を受診したら発達障害ADHD)の傾向があると診断されました。

 

苦手なこと、得意なことの差が激しいと仕事にも迷惑がかかることもある。

「私は発達障害なんですーー!!」

と誰にでも言うわけではないけど、必要性もあるから、親しい人たちに打ち明けてみた。

 

・親の反応

教員をしていたので、比較的子供の発達障害については知っているはずなのだが、

「うろちょろするような傾向はなかったと思う」と疑問視。

何より、我が子が仕事で難儀している様子に心を痛めてくれているみたいでした。

や、かえって申し訳ない。

 

・同僚(仲良し)

「そんな傾向私もある。よく無くし物するし。」

「注意力散漫の反対は好奇心旺盛ってことじゃない?」とフォローしてくれました。

悪いとも良いとも嫌悪ともなく、「だからなんなんだ」という感じ。

別に利害はないですしね。

 

・同僚(発達障害傾向あり)

同様に自分もADHDかもしれない、と思っていたという同僚。

「グレーゾーンには多くの人がいることだし、
あまり能力や自分を決めつけないでもいいんじゃない?個性だからさ。」

と優しい言葉をもらいました。

 

・上司(器用タイプ)

どういう風に働きたい?こちらからどういうフォローをすればいい?

と聞いてくれました。

 

みんな人柄がいいからだと思いますが、発達障害だからと言って職場八分となったりはしませんでした。

 

その人が、困ったり、悲しんだり、悩んだりしているのが、周りは一番心配だったりするんだと。

そして職場だと、配慮なしでうまく進まないことが問題なのだと。

私でもそう思う。

 

職場では、転職という選択肢も含めて、どういうフォロー、体制、環境があれば自分は力を発揮できるのかは、探し続けて発信する必要がある。

発達障害と診断されてから(通院編3)

前回の続き

youni-mizuno.hatenablog.com

 

自分が発達障害なのはしっくり来たけど、じゃあ治せないのか。

気持ちいい答えが得られないし、しょっちゅう血液検査されるし、

2週間おきの通院費用もしんどいので、転院を決意。

 

病院ナビさんなどで最寄駅、路線など探す・・探す・・

東京都の心療内科/心療科の病院・クリニック 1,057件 【病院なび】

 

3院目にしてようやく良い先生に出会います。

 

月1の来院にしたい旨も承諾してくださり、また医療費が下がる方法*1も教えてくれました。

 

薬を飲まない方法も相談できました。

 

そのお医者さんの見解では、

発達障害は訓練や工夫や薬で改善はするけれど、自分の特徴や個性として付き合っていくもの。生活や仕事で困ってなければ薬は飲まなくてもいい」

というもので、なんだかほっとしました。

 

治らないんだ。付き合って行くんだ。

だけど、困らないような環境や工夫をすればいいだけ。

 

肩こりや偏頭痛や超悪い視力だって直そうと思ってもなかなか治らないし、

自分も発達障害も似たようなものか、と通院や薬については軽い気持ちで諦めました。

 

それ依頼、自立支援制度で通院費用は1割になり、頻度も減り、薬は飲み続けて仕事も続けてぼちぼち過ごせています。

発達障害と診断されてから(通院編2)

前回の続き。

youni-mizuno.hatenablog.com

 

なんだか無理やり発達障害と診断され、無理やり薬を飲まされてる気分だわー

って腹落ちしないまま心療内科へ通院を続ける。

その間、飲み会代くらいのお金がどんどんかかる。

そのうち薬を変更したり。*1

 

自分は本当に発達障害なのか改めて不安になって、

インターネットで調べまくることにしました。

・・・

 

中でもお薬屋さんのサイトや、リタリコさんの発達ナビにはお世話になりました。

snabi.jp

adhd.co.jp

 

 

読んでみると当たってる。めちゃくちゃ思い当たる節がある。

 

 

自分の場合は発達障害の中でも、ADHDの不注意優勢の傾向。

気が散りやすかったり、目の前のことから手をつけたり、無くし物が多かったり。

 

これか。自分の仕事がうまくいかなかった原因は。

 

数々の体験談にも書いてありましたが、

「自分の生きずらさの意味が分かった」としっくり。

 

まぁしっくりはきたんだけどさ、この治し方ってないの?

一番気になるけど、それはどこにも載ってない。

上手に付き合って行くものだ、と。

 

嫌だ、そんな仙人みたいな心境でいれるかよ!

一生仕事できないままなんてヤダ!薬飲みたくないー!

 

と反抗し、しばらく通院しなかったり、薬を飲まないこともありました。

"治せない"ってなんなんだろう?

そして薬と通院は進められ続ける。

お医者さんへの不信感は募る一方。

*2

 

この時はまだその程度の認識でした。

続く。

 

*1:コンサータからストラテラに変更。薬については別途書きます。

*2:今思うと、このお医者さんが悪い訳ではなく、治療方法、対応が自分に合わなかっただけ。

発達障害と診断されてから(通院編1)

前回の続き。

youni-mizuno.hatenablog.com

 

近所の心療内科発達障害(の傾向がある)と診断され、薬*1を飲んでみることになりました。

 

正直「発達障害」の看板を背負うのと、「薬を飲む」のは面倒臭いなぁーと思いつつ。

 

例えば、内科の病院で、風邪と診断されたらとりあえず薬をもらって、経過観察。

だからそんなもんか。健康そのものだったらもう通わなくていいだろう。

と思っていました。

 

通院を進めてくれた人事も、

うつ病を疑われていたので、本当に発達障害なの?くらいの認識で、

しばらく何ともなければ、もう通院しなくて良くなると思っていました。

 

 

ところが。

 

 

薬をもらって、確かに頭がはっきりするような感覚があった。

でもまぁ、スタミナドリンクを飲んだ程度。

しかし、2回目の通院では「薬の量変えてみますか?また2週間後に来てください」

と。

 

そこまで変わらない=元気

ではなくて、

=薬が足りない、ってこと?

薬はやめられないってこと?通院しなくなるってどういう状態?

 

なんだか無理やり発達障害にされている気がする。。

薬を処方されている気がする。。

 

とこの時の自分は、疑問とイライラを抱えながら病院を後にしたのでした。

 

続く。

 

 

*1:この時飲んだのはコンサータ40mg

発達障害と診断された日

前回の続き。

youni-mizuno.hatenablog.com

 

社員の精神衛生状態を見直すような出来事があり、精神的に不安定なメンバーがいないか人事で確認したところ、私が該当。

 

当時は怒られまくってましたから、悲壮な顔していたのかもしれません。

 

仕事ができないのも、うつ病の影響ではないかと心配され、心療内科を受診をすることになります。

 

初めての心療内科

 

診断チェックをして、さぁ結果。



お医者さん「不注意優勢のADHDの傾向がありそうですね。」

ADHD

「え?
あの小さい時落ち着きがなかったり、走り回ったりしちゃうやつ?
信じられん!」

その頃は発達障害の知人もおらず、認識はその程度のものでした。

 

学生時代の通信簿にも「落ち着きがない」とは書かれたことなかったので、まさか自分が?と思いました。

親にも確認してみましたが、その傾向はなかったと思う、と。。

 

と同時に、

発達障害

その言葉が、

私はこれから障害を持って生きるんだ、という圧迫感に苛まれてただただ辛かったです。

また、この結果から今度こそ会社を解雇になるんじゃないかと不安でした。

 

続く。

発達障害とうまくいかなかった仕事2(事務職その2)

人事総務で解雇になりかけ、拾われたのは購買部門。

 

業務は購買担当の代理で仕入業務を行ったり、契約書類準備など、
営業アシスタントのような仕事でした。

 

最初は前職の経験が生きていたものの、やっぱりできない。

言われたことが終わってない。言われないことからやりだしている。

そんなこんなで理不尽に新しい上司にも怒られる日々。

(一番理不尽に感じていたのは上司だろう。)

 

また、購買履歴の入力業務をシェアしていた同僚にも、

同僚「仕事が雑で抜け漏れが多すぎる。一緒にやっていけない。」

と言われてしまいました。

 

自分ではできていると思ってるのですが、

丸ごと1ページ内容が抜けているのがザラ。

 

優秀な同僚だったので、改善すべく一緒に話し合って、

自分の悪いところを指摘してもらいました。

 

同僚

「あなたは思考の道草が多い。道草して戻ってくればいいけど、
そのままどこかに行ってしまっている。笑」

と。

 

どこかに行った私を戻してくれる手段として、
同僚は業務チェックリストを作成してくれました。

 

「なんでリスト作ってないの?」と思われるかもしれませんが、
自分では合っていると思い込んでるので、作る必要を感じてないんですよね笑

恐ろしや。

 

その後は同僚とダブルチェックをしたり、
チェックリストを使って作業することで、抜け漏れが減ってきました。

 

辛かった日々もありましたが、幸い人に恵まれて、
なんとか会社員生活を続けることができました。

 

この時は、思考癖の原因が発達障害だとはまだ気づいていませんでした。

発達障害とうまくいかなかった仕事1(事務職)

当時、会社では人事総務みたいな管理系の仕事をしていました。
が、ことごとくできなかった。2、3年やっても。

 

上司の言っていることが理解できない。


理解したつもりなのに、違うことをしている。

目の前の仕事から先にして、前に頼まれた仕事ができていない。

大事な書類の宛名や送り先を間違える。

文字が汚い。誤字が多い。

よく物をなくす。期限を忘れる。

数字のチェックや、文字校正をしていると眠くなって寝てしまう。

期限までに終わりそうになくても、目算が立たない。


終わらなくても「手伝ってください」と言えない。


「終わってません」と報告ができない。

 

真面目にやってるのはわかるんだけど、業務が滞る。むしろマイナスになっていることもある。


そんなこんなで、上司には毎日怒られてばかりでした。

今考えると、こんだけミスしてたらコントができるなー・・笑


なんて思えますが、
当時は

◯んだら楽になれるなー、どうやって◯のうかなーと毎日思っていました。

(生きててよかった!)

 

期の後半では、怒っている上司が疲れていた。


それもかわいそうで、申し訳なくて仕方ありませんでした。

 

それでも恩返しをしたくて、根性なしに思われたくなくて、

なんとか働いているような状況でした。

 

秘書検定を受けてみたり、


「ホウレンソウの基本」「すぐやる技術」的な本を読んだり、

スケジュール帳にきちんと書き込んで見たり、


子供向けの算数ドリルをして頭を鍛えてみたり・・
。

 

色々やってみましたが、効果はなし。


なんというかね、全く身についてない感。できない。

 

他部署の人に
「タスクや予定を連絡するので、悪いところがあったり、
 やってなかったら教えてください!」
と変なヘルプを求めてドン引かれることもありました。


最後には「もう雇い続けられない」*1

と上司に実質的に解雇を言い渡されたので、さすがに辞める心算を決めました。

 

そして、他部署へ挨拶に行くと、私の状況を見かねて、
他部署のスタッフが拾ってくれました。

 

業務量も多いし、会社でフォローできていないところもある。
流石に全面的にあなたが悪いわけじゃないし、頼みたい仕事もある、と。

 

そしてどうにか無職にならずに済んだのでした。*2

 

続く。

*1:お前に頼める仕事はない、という意味で上司は言ったのでした。

*2:辞令と言う形で出たわけではなかったので、まぁ〇〇部のマネージャーがそう言ってくれるなら、という空気で解雇から免れました。