発達障害と診断されてから(職場編・完)
こちらの記事の続き。
「発達障害の傾向がある」と診療内科で言われたその後。
人事が病院まで付き添いに来ていてくれたので、診断結果と、その後の対応について一緒に話しました。
私は自分が仕事が出来なかったので、会社にいて申し訳ないとずっと思って来ました。
それでもずうずうしく居ましたけど笑
人事はめちゃくちゃ人間が出来ている人で、私の仕事ぶりや怒られっぷりも知っていました。
「確かに忘れっぽいとか、衝動的とか、あなたにその傾向はあるかもしれないけど、障害と言うほどのものなのか?」
「(私が怒られていた頃は)業務量も多過ぎたし、会社としてのフォロー自体も足りなかったと思う。」
と言ってくれました。
連絡については、部署全体の執行役員には人事から報告することに。
直接の上司には私から言うことにしました。
上司は、私が心療内科にかかったと言うことで、むしろ心配しすぎるくらい心配していました。
そして、発達障害が原因かもしれないけど、業務を抱え過ぎていたり、上手くいかないことが多かったのに、
「なんで相談しないの?もっと相談して欲しい。」
とも。
私は出来ないのは自分の能力のなさだと思って、上手に相談したり、愚痴を言ったりするのも、今よりずっと苦手でした。。
その頃には、私は人事や金銭管理に関わる、ミスの影響力が大きい業務からは外れ、
ミスをしないための対策も見えてきた頃でした。
仕事ぶりは、パッとはしないけど、まぁまぁやっている、と言うかんじ。
そのためか、異動や給与に関して、診断があってからも特に変更の連絡もなありませんでした。恐れていた解雇もなし!!
査定の時期になってからは、努力が認められると言うことで、多少給与も上がりました!!
確かに私には発達障害の傾向もあるし、仕事が上手くいかなかった原因もそこにあるかもしれない。
けど、それに対して、人なり、仕組みなりの対策をきちんとしていなかった組織にも当時は問題があった、と言うのが会社の見解でした。
私だけが悪かった訳じゃないんだ、会社に居てもいいんだ、と少しほっとました。
世界に、そんなに敵は多くなかったです。
発達障害に関わらず、悲惨な顔になる前に、怒られまくっている時に、
もっと早く「困ってる」って周りに言えば良かった。
そうしたら、解雇寸前までいかなかったのかもしれない。
もしくはさっさと見切りをつけて転職すれば良かったのかもしれない。
全て今だから言えることかもしれませんが、私と同じように困っている人がいたら、
あまり自分を責めすぎないで欲しいです。
薬や診察で状況が変わることもあるし、異動で良くなることもあると思います。
チームの規模や、会社が変われば解決することもあるかもしれません。
そもそも、日常と仕事で困ってなければ、「発達障害」にもならないんですから。
少しでも私の体験が参考になれば嬉しいです。
(職場編終わり。)